悩み相談を始めるには
ここ最近、インターネットなどを通して、「悩み相談」という仕事ができています。
時折、テレビの特集などでも取り上げられることがあり、「占いとかは、できないけど、人の悩みを聞くことくらいはできるな」「自他共に認める聞き上手、あるいは話し上手。話し相手になるなど、誰かの役に立ちたい」「人の愚痴を聞いたり、悩んでいる人の相談にのってあげたい」という人には、人気の職業となっています。
インターネットを通して、安価で引き受けることも可能になっているため、手軽な副業として成立しつつある「悩み相談」。悩み相談を始めるには、どのようなスキルや、どのような手段が必要なのでしょうか。
悩み相談を始めるには、日常的に人から悩み相談を受けている……という人が始めるのがおすすめです。不思議と、人から相談を受ける人というのは、いるものです。
それは、その人が持っている雰囲気や性格が、悩みを話しやすいものだから。この人になら話ができるかな、という雰囲気があるからこそ、周りの人は、その人に悩み事を相談するのです。
とはいえ、インターネット上で、見知らぬ人の相談を受け付ける場合には、必ずしもそれが条件とはなりません。悩み事を相談する相手を探している人は、その相手がどんな人だか、最初はわからないからです。
ですから、まずは何よりも、悩み相談を受け付けるサイトで、自分のプロフィールを充実させることが重要です。
もし、あなたが私生活で、誰かの相談をやたら受けるタイプなのでしたら、そのように記載すると、相談者たちはプロフィールを見て、「この人は相談できる人だ」と認識するでしょう。
特にそうではなかったとしても、「人の話を聞くのが上手です」「悩み事に、解決の糸口を見つけられるよう心がけています」など、あなたが人の話を聞くにあたって、プラスになりそうなことを、プロフィールに必ず記載しましょう。
また、インターネットを通しての受付ですから、プロフィール写真も重要です。
これは、必ずしも顔写真でなくて良い場合も、多いでしょう、相談者から見ても、顔写真が掲載されている必要はありません。むしろ、お互いの顔が見えないからこその安心感というものもあります。
大切なのは相手に、「この人なら、私の話を聞いてくれそうだ」「この人と話すと、癒されそうだ」と感じてもらうことです。ですから、顔を出すのが嫌だ、顔では癒されそうだと感じてもらえそうもない……という場合には、顔写真は不要です。
しかし、プロフィール画像の掲載欄があるのにプロフィール写真がない場合、相談者はその人に相談しようとは思いません。見た目から、その人がどのような人なのか、判断できないからです。
顔を出さない場合、あなたを象徴するような画像を必ず掲載することを、おすすめします。適しているのは、海や空、イルミネーション、アロマや蝋燭、光を想像させるような写真やイラストです。用意できるなら、顔をデフォルメしたイラストなどでもよいでしょう。
余談ですが、現在は安価でイラストの作成を行ってくれるサービスも、インターネット上に充実していますね。
さて、インターネットから悩み相談をお伺いする場合、文字だけでお伺いする場合と、電話サービスでお伺いする場合とがあります。
文字サービスを受け付ける場合には、一定のパソコンスキルがあれば対応できます。
一方で、電話サービスなど、声のサービスをする場合には、しゃべることにも一定のスキルを必要とすることに、注意しましょう。
悩み相談を受ける場合には、悩み相談をできる喋り方、そして声質であることが求められます。
まず何よりも大切なのは、相手の話をひとまず遮らないで、最後まで聞くことができる能力です。
相手が電話をかけてきて、悩み事を全部話していないのに、途中で「でもそれは◯◯じゃないですか?」「しかし、◯◯ですよね」なんて、自分の意見を喋り出してしまうのはNG。聞いて欲しい人が、電話をしてくるのだということを、忘れないようにしてください。
喋り方については、幼稚な喋り方、落ち着きのない喋り方は、リピーターの得られない喋り方です。
これは適性という面もありますが、あまり適性はなさそうだけど悩み相談を電話で受け付けたい! というときには、喋り方教室に通ってみるのも良いかもしれません。
悩み相談は誰にでもできそうに思われますが、相手は真剣に悩み自分の話を聞いてくれる相手を求めています。
誰にでもできる簡単な仕事だ、と思わないことが大切です。
自分が話したいときに、相手がどのような態度だったら嬉しいか……を常に考えて、サービスを提供致しましょう。